ちくり裏事情板1-263

263 名前:アナタは神を信じますか? :2001/07/16(月) 13:22
男と女の血なまぐさい修羅場ではないけど、
アタシが巻き込まれた修羅場の話です。

 あれは・・・、今から6年まえりクリスマスイブのことです。
雪が降ってとってもロマンチックなホワイトクリスマスでした。
当時、アタシは教会関係の幼稚園に勤めていたので、
クリスマスイブは礼拝というものに必ず出席しなければなりませんでした。
その頃は彼氏もいなかったので、何の予定もなかったので
礼拝が終わってからまっすぐアパートへ帰ろうとしていました。
当時住んでいたアパートは地下鉄の駅のすぐ近くだったのですが、
駅とアパートの間に駐車場がありました。

クリスマスイブで雪がしんしんと降っていましたので
人の通りはほとんど無く、外灯と家々から漏れた明かりだけが頼りでした。
ちょっとコワイなぁ・・・・と思いながら歩いていると・・・
突然、「イヤァァァ・・・たすけてぇぇ」という女の悲鳴が・・・
アタシは「エッ?」と思って、立ち止まりました。
するとまた・・・「イヤァァァァ。キャァァァァァ・・・・」と
悲鳴が聞こえました。


264 名前:アナタは神を信じますか? :2001/07/16(月) 13:26
263の続き・・・・
アタシは、誰かが襲われている!助けなきゃ!と思って、
駅の駐車場へ入っていきました。
エンジンがついている車が1台止まっていて、悲鳴はそこからでした。
アタシは、ヤバイっと思って、車に駆け寄り、
勇気を出して窓をコツコツと叩きました。
 窓が開けられ、車の中には22~23ぐらいの男女が乗っていて
女のほうがグシャグシャな顔をして泣いていました。
アタシは「何しているんですか?悲鳴が聞こえたので来たんですけど!」と
聞きました。すると、男のほうが、「すみません・・・」とアタシに言い、
助手席の女に、「頼むから泣くなよぉ・・・」と。
 アタシは、なんだ、痴話喧嘩かぁ・・・いいかげんにしてよ!と思ったものの
女のほうが、めちゃくちゃに泣いていて、引くに引けなくなってしまいました。


265 名前:アナタは神を信じますか? :2001/07/16(月) 13:30
 264の続き
男が、何を言っても女は、「イヤァァァ・・・」悲鳴のような泣き声で
泣きつづけていました。
その間、30分ぐらいでしたでしょうか、しんしんと雪の降る駐車場に
肩に雪が積もっているのに、その車の側で、
2人のやり取りに付き合わされました。
 そして、ついに、男がキレた!
泣いている女にむかって「おまえ、帰れ!」と一言。
女はさらに激しく泣きました。
男は、アタシに「すみませんけど、コイツを家まで送ってくれませんか?」
と言いました。
アタシは(何でアタシが・・・・)と思いつつも、
「いいですよ。」と承諾しました。
すると、女がまた悲鳴のように激しく泣きじゃくり、男も怒鳴り口調。
アタシも雪が降る寒いところに立たされて、待たせられて怒りが頂点に達し、
「いいかげんにしてください!こんなところで、悲鳴あげてたら
警察が来ますよ!」と怒鳴りました。

男も女も、ハッと我にかえったのか・・・「すみませんでした・・・」と
車を走らせ、立ち去りました。
残されたアタシは、頭にも肩にも雪が積もり、コートはびしょぬれでした。
次の日、風邪をひき仕事を休むことになり、散々なクリスマスイブでした。

 すげー迷惑なカップル・・・今頃どうしているかしらん・・・・


  • 最終更新:2011-01-25 12:16:25

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