ちくり裏事情板1-291

291 名前:傍観者 :2001/07/17(火) 13:35
昨年の9月、鈍行列車に乗っていた時の事。急行の通過待ちでとある駅に停まっていた。
ヒマなのでぼーっとしていると、どこからともなく女の悲鳴のようなものが聞こえてきた。だんだん近付いてくる。
キ○ガイでもいるのかと思ってホームを見たら、走る男(ストリート系っぽい)とそれを追う女(OLっぽいスーツ姿)が目の前を横切った。
女は髪を振り乱し、ヒステリックな甲高い声で
「誰かその男を捕まえてェェェェェー痴漢ですゥゥゥー誰かァァァァァ!!」と叫びながら男を追い掛けている。
まるで般若か鬼婆が獲物を追っているかのような…恐ろしく凄まじい姿。
すぐに男はホームの端まで走った後、行き場がなくUターンして戻ってきた所を男子高校生とおじさんに取り押さえられた。
「勘弁してくれよ~俺はやってねえよ~」と男は泣きそうな顔で言うと
「嘘!触ったじゃない!」と女はヒステリックに責めたてる。
男は高校生とおじさんの手を振払って階段(出口方面)を駆け登って逃げた。
慌てていたのか男はつまずいて転んでいた。それでも走って逃げた。
やっぱり女はそれを追っていく。「待てー!!」叫びながら。
他の客はもう追い掛けようとはしなかった…。
女があまりにも怖かったからだと思う。
そのうち、私の乗った電車は出発した…どうなったか分からないまま…。

当時、平日の昼間で車両は全然混んでいなかった。
女の主張が本当なら冤罪の可能性は薄いだろう。
だけど、そのあまりのしつこさから「別れた男への恨みの演技なんじゃないか」とか
そんな剣幕で追ってこられたら、何もやましい事はなくても逃げるってば、と思ってしまった。
それほどその女にはヤバい怖さがあった。
あの様子だと駅員が改札でその男を止めるだろう。
果たして本当に痴漢なのか、それとも冤罪だったのか。
個人的には追っかけていってどうなったか見たかったんだけど、あいにく用事があって無理だった。

…と、いうわけで男の皆さんは痴漢をしないのは勿論のこと、間違われないようにも気をつけてください。
髪を振り乱したヒス女にどこまでも追っかけられるよ…。


  • 最終更新:2011-01-25 12:16:57

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