ちくり裏事情板1-413
413 名前:大阪での話です :2001/07/24(火) 11:39
修羅場になりかけた話です。
工房の頃友人二人と一緒にとある繁華街に出ていました。
某デパートのエスカレータに乗っている時に、後ろのほうからにゅーっと手が伸びて来た
かと思うと、友人Tの頭をコツコツと軽く叩く人がいたんです。
見たまんまヤクザでした。
そして、「おら、おまえなにこっち見とんねん」 とおっしゃるのです。
我々3人がキョトンとしていると、「目ーおうたんじゃ!!」(目が合ったのだ)との事。
よーく見て見るとそのエスカレータは、周りが全て鏡張りで、友人Tがきょろきょろしている
うちに、その鏡越しに目が合ったらしいという事がわかりました。
その後階段の踊り場に連れて行かれました。
私はこの時点でかなりまずいなーと認識していたので、無謀な事に、そのヤクザを階段
から突き落として逃げるしかないと考えました。
心臓をばくばくさせながらそのタイミングを見つけようとしていた矢先、友人Tがヤクザの
質問に答えて高校の名前を言ってしまいました。
愕然としながら、自分の将来の事や家族の事が頭の中をグルグルと回っていました。
結局我々がおとなしくヤクザの説教を聞いていた為、何事もなく開放してくれたのですが、
開放された後友人たちに聞かされた話では、そのヤクザの胸元に山○組のバッチが光っ
ていたそうです。
気付いてなかったのは私だけのようでした。
- 最終更新:2011-01-25 14:25:41