生活全般板1-240

240 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2001/06/13(水) 17:30
修羅場とは違うのかも知れないけど、私の話。
会社の同僚の紹介で、あるスポーツクラブに入会。
何度か通ううちに一人の男性と顔見知りになった。
ある日、いつものようにクラブで運動して帰ろうとしていたら
その男性が近づいてきた。
「今晩皆で食事するんだ。○○さん(私の同僚)も後から
合流するんだけど、よかったら来ない?」とのお誘い。
若かった私はそれを信じて、のこのこついて行ってしまった。

当然皆なんていやしない、その人と私だけ。
怒って帰ればよかったのに勢いに押されて食事開始。
お酒の入った彼は突然こう言い出した。
「僕、タロットが趣味なんだけど今朝占ってきたんだ、自分で。
そしたらね、今日運命の人に会えるんだって。
きっと君のことだね、うれしいな。」
は~?何それ。そのうち「君には病気の親父の面倒みてほしい」
とか妄想が激しくなってきたので、一万円テーブルの上に置いて
「私彼がいるから。ごちそうさま」とだけ言って退散。

しかし、その人は走って追っかけてきた。
おまけに普段鍛えてるだけあって、足も速い速い。
地下鉄の通路を走りながら、とにかく逃げ切れるよう祈ってた私。
ホームにたどり着いたけれど、まだ電車は来ない。
改札の方からは「ごるぁ~、どこに隠れてんだ~」という声。
柱の影に隠れて震えていると、ようやく電車が到着。
電車が動き出した瞬間に私を発見したその男性は、
無理やり窓をこじ開けて中に入ろうとしてました、無理だったけど。



241 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2001/06/13(水) 17:36
>>240
コワイね~~。その後の話きぼーん。

245 名前:240[] 投稿日:2001/06/13(水) 22:17
長々と書いたのに読んでくれた方々、どうもありがとう。
話のつづき。

翌日からその彼は、会社に電話してくるようになった。
気味の悪い猫なで声で「この前はごめんね、会って謝りたい」
と言われても、こっちは二度と会いたくない。
スポーツクラブも辞め、恥ずかしい話だけれど会社の人たちにも
お願いして私に電話を取り次がないようにしてもらう事に。

数日後、その人は突然会社に現れたのです。
「近くに用があってね、ついでに来てみたんだ」とにやり。
本当に全身の毛が逆立つほどのショック。
幸い会社の先輩(男性)が一緒にいたので、事なきをえましたが。

それからが謎なのですが、その人は私の会社に
私宛のバラの花束を贈ってくるようになったのです。
中には毎回彼の手紙が入っていて本当にげんなり。
他の人達は面白がって朗読していたけれど、
私は触るのも嫌で同僚に頼んでシュレッダーでびりびりに。

そんな事が実に半年以上も続いたある日。
いつもは赤いバラを送ってきていたのに、その日のバラは白。
手紙の内容はというと「他に好きな人ができました。
僕のことはあきらめて下さい」というもの。
皆はあきれていたけれど、私は思わず嬉し涙でした。

  • 最終更新:2011-01-24 21:39:13

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